朝――

 清々しい朝。

 肥沃な草原に寝転がって草の緑と太陽の白を感じるような、そんな微睡みの中でアタシはアイツが来るのを、今か今かととろけた思考で待ち望んでいた。

 広いベットを自分一人で占領して、なのに一人分よりもずっと小さく使いながら、アイツの匂いの染みついた枕をギュッと抱き締める。

「ん、シンジ――」

 寝返りをうっても離さないでいてくれる腕の重さのないことを、少しだけ寂しく感じながら、その代わりの枕を両腕と両膝でがっちりホールドして、アタシは広いベットの上を右へ左へネコみたいに転がった。

 シンジが起き出していったのは、一時間くらい前。

 たぶんアタシに気を遣って、なるべく静かにベットから出ていったつもりなんだろうけど、アタシにとってのなによりも安心できる場所がなくなっちゃうんだから、気がつかないわけない。

 だってさ、アタシは、シンジといるだけでこんなにしあわせなんだよ!

 どーせ気がついてないだろうけどさ。

 多事多難を乗り越えて、やっと――やっとシンジに告白してもらえたと思ったら、アイツってばすぐに留学しちゃうんだもん!

 ……それを追いかけてアタシは、遠路はるばる日本からシンジのところまできたんだけどさ。

 それなのに、つれないわよねぇ……ちょっとくらい甘えたいじゃない?

 なんてたってアタシ達はその……こ、恋……か、かか――彼氏彼女の関係っていうの?  と、とにかく! アタシ達はそーゆー関係になったわけで、だからもっと甘えたいっていうか! 朝からラブラブしたいっていうかぁ! 

 もっとこう――



 シンジのちょっと頼りないけどやっぱり男の子だな、って思える胸に柔らかく頬を寄せるアタシ。大好きな男性のちょっと早い鼓動と、昨夜の火照りを微かに残す肌のにおいに包まれて、ゆめうつつ。

 二人であっためたおふとんの世界が気持ちよくて、ふれあう肌と肌の感触が心地よくて――ちょっとだけ恥ずかしいけど――のんびり夢の国で遊んでるアタシにシンジは言うの。

「アスカ、朝だよ……」

「ん〜……」

「アスカ……」

「んぁ、シンジぃ」

「……もう、しょうがないなぁ」

 半分くらい目を覚ましたアタシに、シンジはセリフと口調を全然矛盾させながら、優しくささやいた。

「起きないと悪戯しちゃうよ、アスカ?」

 急激にほっぺたへ血が集まって、起きてることがばればれになっちゃうんだけど、シンジは気づかないフリして、アタシの顔にかかっている髪をそっと掻き上げた。

「ホントにしちゃうからね、アスカ」

 アタシが少しだけ身体を固くした瞬間――

「ん――」

 もどかしげに触れあった部分から、すぐにとろとろに融かされてしまった。

 そうそう、シンジ!

 お姫様を起こすには、昔っから王子様のあま〜いキスって相場が決まってんのよっ!

 あ、ダメだよぉ……これ以上は、あん!

 もう、しょうがないなぁ。



 ――こんな感じでさぁ、起こしてもらいたいじゃない?

 他にもいろいろあるけどさ、とりあえずこんな感じで。

 あ、お味噌汁の匂いしてきた。……ということは、そろそろね。

 アタシはシンジが部屋に入ってくる前に軽く心の準備をして、身なりを整えた。

 ドアの方に背を向けて横向きに寝たまま、髪の毛を手櫛で直して、不自然にならないくらいに乱れさせる。さりげなく一房が色っぽく頬にかかるようにするのも忘れない。パジャマの胸元をちょっとだけはだけて、準備完了!

 ……考え事してたら、目もすっかり覚めちゃったのよ!

 と、準備を終えたときに、ちょうどシンジが入ってきた。

 足音を忍ばせて、静かにアタシ達のベットに近づいてくる。

 そして――

「アスカ、朝だよ。起きて」

 きたぁ!

 アタシは心の中だけで力強く握り拳を作った。とりあえず、作戦の初っぱなは成功。

 さっきのシミュレーション通り、アタシは眠たげな返事を返した。

「ん〜……」

「ほら、アスカ!」

 ……なんかびみょーに違うんだけど、おおむね良し!

「んぁ、シンジぃ」

「……もう、しょうがないなぁ」

 ホントにしょうがなさそうに、シンジは言った。

 ……ちょっとだけ作戦変更。

 アタシは、さりげなく寝返りをうってシンジの正面を向いた。その時に、布団の下でパジャマを引っ張って、大胆に胸元を露出させる。

 こ、これでどう!?

「起きないと悪戯しちゃうよ、アスカ?」

 や、やったぁ! きたきた! 作戦通りよ!!

 気配でシンジの顔が近づいてくるのが判る。

「ホントにしちゃうからね、アスカ……」

 ホ、ホントにしてくれるの、シンジ?

 ベットに片手をついたせいでスプリングが小さく鳴って、シンジの影が覆い被さってきた。

 アタシが少しだけ身体を固くした瞬間――

「ん――んぅ?」

「ほら、アスカ、起きて?」

「ん……んん!?」

 こ、このバカ……

「――ぷはあぁ!」

「はい、おはよう、アスカ」

 目覚めのキスどころか――アタシの可憐な唇と絶妙なバランスを誇る鼻を、指で摘んできたの!

「アンタ、なにやってんよっ!」

「なに……って? 朝ご飯の支度だけど……」

「そ、そうじゃないでしょ〜! この……くそバカシンジ〜〜〜!!」

 ううぅ、シンジぃ。

 お姫様を起こすには、昔っから王子様のあま〜いキスって相場が決まってんのに……アンタときたら……

 昨日の夜はさ、あんなに……あんなにじょーねつてきに愛してくれたのにさ、なに? その笑顔は?

「ほら、アスカ。朝ご飯食べよ?」

「……うん」

 でもま……これもシンジの愛情表現かな?

 昔のコイツからじゃ、絶対想像できないし……こんなの……

 


 苦労するったらないわよ、もうっ!


 

 その日の放課後、アタシはウキウキしながら廊下を歩いていた。行き先はシンジが最後に受けた授業の教室。

 目的はもちろん一緒に帰るためよ。

 まずは教室に入ってぇ、何気ない顔でシンジを呼び出す。それで、とりあえず学校から出てぇ、回りの目を気にしなくて良くなったら、腕なんか組んだりしちゃったりしてぇ!

「シンジぃ」

 思わず、アタシは持っていた鞄を両腕でぎゅうぎゅう抱き締めた。

 で、そのまま帰りにちょっと寄り道したりぃ……あ、シンジ、夕ご飯の買い物してくかも!? へへ……アタシ達、新婚さんみたいに見えるかな?

 ……って、おっとっと! そのまま通り過ぎちゃうところだったわ。

 アタシは教室のドアの前で一度立ち止まり、ぱんぱんとほっぺたを軽く叩いて、ついつい綻んでしまう口元を引き締めた。

 そして、一つ深呼吸。

 ちょっとした小用を一生徒に頼みにきた真面目な教師の顔を作って、アタシはその教室のドアを開けた。

「シ〜ン……!」

 普段の調子で呼んでしまいそうになって、慌ててシンジの名前を飲み込んだ。

 ……ふぅ、せっかく作った顔が無駄に終わるところだったわ。

「ん、んっ! ……碇くんはいる?」

 教科書とかノートとかが入った鞄を小脇に抱えて(帰り支度は万全なの)、口に手を当てわざとらしく咳払いをするアタシ。

 教室に残っていた数人の生徒が、ややいぶかしんだような表情でアタシの方を見ている。

 危ない、危ない。

 一応学校内では、アタシとシンジは若干15歳の非常勤講師と、日本からきたフツーの留学生(ホントはぁ、優しくてかっこよくてぇ、ちょっと頼りなそうに見えるけど芯はしっかりしていて、不器用なんだけどキメるところはバシッとキメてくれるの!)ってことになってんだから……

 そのためにわざわざこのアタシが『お堅い教師くさい』格好までしてるってのに。

 ま、縁なしの伊達眼鏡だけなんだけど……でも、けっこうショック! この眼鏡かけちゃうと、アタシってばものすごく攻撃的な感じに見えちゃうの。

 良く言えば、理知的な知性派キャリアウーマン。

 悪く言えば、男なんて近寄らせない嫁かず後家候補群。

 害虫(こうるさい男どものことよ!)除けって意味もあるんだけど……ちょっとねぇ。何か別の手を考えた方がいいかなぁ、とも思うの(でもぉ、シンジだけがアタシの素顔を知ってるって、けっこう男の独占欲を満足させちゃったりしてる?)

「あ、えっとぉ……居ないみたいね」

 ちょっとずりさがっちゃった、その眼鏡(ホントはこれだけじゃアタシのびぼーの一割も隠せてないんだけどね)を直して、アタシは教室の中を見回した。

 シンジの黒髪ってすっごく奇麗だから、いればすぐに判るのよね。

 教室の中にいた女の子がアタシに、「碇くんなら惣流先生を捜しに行きましたけど」と教えてくれた。

 ……どうやらどっかで行き違いになったみたいね。

 アタシはその娘にお礼を言ってから、さっさとその教室を立ち去った。元来た廊下を足早に歩いて、すぐに駆け出す。

 そのまま教室にいても良かったんだけどさ、うるさいのが声かけてきても面倒くさいし、ね!(っていうか、早くシンジに逢いたい!!)




「う〜、シンジぃ、どぉこぉ?」

 アタシに宛われた部屋に行ってみたけど、シンジはいなかった。

 図書室にも行ってみたけど……いなかった。

 カフェも運動場もクラブハウスも……トイレも(これは外からチラッと見ただけ)、ぜ〜〜〜〜んぶ回ったんだけど、やれ

「碇くんなら先生を捜していましたけど」

 とか、

「碇くんならなにか慌てて先生を捜してたけど」

 だの、

「碇くんならさっき走ってあっちのほうに……」

 なんて、

「先生、そんなことよりこれから……」(こいつは無視した)

 一足違いで逢えないの(ぐすっ)  シンジ、アタシがこんだけ探してんだからさぁ、さっさと見つけなさいよぉ〜。

「どこいっちゃったの、シンジ?」

 とぼとぼと誰も居ない廊下を歩くアタシ。窓から差し込む緋色の光が一人歩く物寂しさを助長して、ひどく辛かった。

 窓の外を見てみれば、まだそれほど見慣れてない長く長く影を引く町並み。下りてくる夜の帷と少しばかり肌寒い風。

 その度に、校門から出ていくいちゃついてるカップルが、



「きゃ、寒い!(ぴた)」

「ほら、こうすれば大丈夫だろ?(ぎゅ)」



 と、ばかりにベタベタくっついて、密着したまま歩いていくのが見えた。

「……くっ!」

 イラッときたわよ!(アタシだってシンジがいればぁ)

 アタシはぷるぷると握りこぶしを作ってから、近くの壁に向け思いっきり振りかぶって――そして、がっくりと力無く肩を落とした。

「はぁ……もう帰っちゃったのかなぁ」

 落胆をそのまま形にして、アタシは重たく息を吐き出した。

 しくしく……夕方の風が身に染みるよぅ。

 知ってる、シンジ? ウサギはね、寂しいと死んじゃうんだよ。そりゃぁさ、アタシはウサギじゃないけど……アタシ、ひとりぼっちにされちゃうと死んじゃうかもしれないよ?

 この前だってたったの一週間シンジの顔見ないだけで寂しくて寂しくて……しょうがなくてどうしようもなくなって、追い掛けて来ちゃったのに。

 それに日本を離れて二人っきりで暮らすようになって……それまでよりもずっと一緒に過ごす時間が多くなったんだけど、それだからちょっとでも離れると余計に辛いっていうか……とにかくシンジのせいなんだから責任取りなさいよ!

「……って、こんなこと考えててもしょうがないわよね」

 気を取り直して、ダメもとでもう一回自分の部屋に戻ろうかと思い、アタシが顔を上げると――シンジがいたっ!

 アタシの今いる校舎の向かい。さっきまでアタシがシンジを探していた校舎。シンジはやたらと慌てた様子で、廊下を走っている。

 そしてシンジは、アタシが一番最初にアイツを探しに行った教室に入っていった。

 きっとアタシのこと探してるんだ……よね?

 そう考えた瞬間には、アタシは全力で駆けだしていた。




 直角コーナーへ全速で突っ込み、傾いた体勢を外側への遠心力で支えて、速度を落とさず速やかにドリフトへ移行。アウトインアウトの最小限度の減速で立ち上がり、最後の直線をダッシュ!

 教室の入り口まで両足を滑らせフルブレーキング。

 左手をドアの引き手に引っ掛け、アタシの身体に残った慣性をそのまま叩きつける。

 ガタッ、ピシャッと、けたたましい音と共にアタシは教室に乗り込んで、

「シンジはどこよっ!」

 自分の立場も忘れて大声で叫んだ(ちょっと涙目になってたかも)

 放課後の無駄話に花を咲かせていたけど、唐突な喧噪に唖然としている生徒達の中から、さっきもアタシに応えてくれた女の子が窓の外を指さした。

 そこには、めちゃくちゃ慌てて全速力で駆けていくシンジ。

 ……あ、そっか! アタシ、自分の荷物持ってるから、シンジはアタシのこと帰っちゃったと思ったんだ!!

「ありがと!」

 返事もそこそこ、アタシはきびすを返して猛ダッシュ。

 なんとかシンジに追いついて後から、「えい!」って抱きついてやれば、まだまだラブラブな雰囲気になれるもん!

 アタシは今日という日の、近年稀にみる間の悪さを呪いつつ、ちょっと涙目になってさらに加速した。

 ふぇ〜ん、シンジぃ、もうちょっとスピード落としてよぉ。




「はぁ、はぁ……」

 シンジってば、いつのまにあんなに速くなったの?

 けっきょくアタシは現在一緒に住んでるマンションまで、追いつくことができなかった。アタシは、息を切らせながらエレベーターに乗り込むと、はやる気持ちを抑え手早くボタンを操作して、くたりと壁にもたれた。

 ちょっと前までなら、だんぜんアタシの方が運動神経良かったのに……やっぱり、男の子なんだよね。

 ……そりゃぁ、毎晩イヤってほど教えられちゃってるけどさ……えへへ(シンジってね、すっごく優しいんだよ! ちょっと激しいんだけど……初めての時だって、いっぱいアタシのこと気遣ってくれてさ――痛かったけど、ものすごく嬉しかったの)

 微かな駆動音と共にもどかしく昇っていくエレベーターに、アタシはイライラしながら斜め上にある階数表示を睨み付けていた。

 ……あと、三階。

 あと、二階。

 あと、一階――ついた!

 ドアが開ききるのも待てずに、するりと身体を滑りこませて抜け出すと――いた! シンジもまだついたばっかりみたい。

 息を切らせながら、あたふたとカードキーをくぐらせてる。

「シンジぃっ!」

「あ、アスカ!?」

 やっぱり、アタシのこと先に帰ったと思ってたみたいね。

 シンジは驚きをありありと浮かべた顔で、それでも安堵したのか優しく笑顔を向けてくれた。

「おかえり、アス……え、わ、っと!」

 アタシはシンジの手前3メートルくらいから思いっきり地面を蹴って、勢い良くコイツの胸に飛び込んだ。

 逃げなかったのは、とりあえず合格。

 咄嗟に両手を上げて受け止めてくれたのも合格!

 でもその後、アタシの勢いに押されて、よろよろってよろけて玄関の中に尻餅ついちゃったのはちょっとふごうかくぅ!

 んもう! さっさとアタシくらい受け止められるようになりなさいよね(でも、まだ身長もそんなに変わらないし……これはとりあえず保留にしといてあげるわ!)

 シンジが尻餅ついて座り込んだのと同時に、アタシの背後で玄関のドアが閉じた。

 シンジの腕の中でドキドキしてるアタシ。

 そのアタシの肩をふわりと抱いてくれたシンジ。

 へへ……やっと二人だけの空間ができた!

「シンジ、ひどいよ! アタシを置いて先に帰っちゃうなんて……」

「え、あ、ごめん……でも僕、アスカが先に帰っちゃったのかと思って……」

 ふふん、そんなこと、もちろんわかってるわよ!

「問答無用! アタシを置いてきたことは事実でしょ?」

「う、うん」

 この際だから、いっぱい困らせて……

「それにさ、今日の朝だって……」

 いっぱぁい! 甘えてやるんだから!!(一緒に帰れなかった分含めてね!)

 アタシがシンジの胸に「の」の字を書きながら、ちょっとだけふくれっ面して言うと、コイツったら、全然判らないみたいできょと〜んってして、アタシの顔を覗き込んできたの。

「朝……?」

「う〜……その、なんていうかさ……えっとぉ」

 そんなふうにされたら、こっちが逆に照れちゃうじゃないのよぉ!

「アタシとシンジはさ……もう、その……なんていうかぁ、こ、ここ、恋人同士なんだからさ! そ、それに相応しい朝の風景っていうか、起こし方っていうか……そーゆーのがあるわけじゃない?」

 アタシは鈍いコイツに、「の」の字を書いていた指をグイグイ突き刺して言ってやった。

「キ、キスくらいして起こしてくれてもいいじゃないのよ!」

 あ〜、顔が熱いわよ!

 シンジに抱っこされたまま、ちらりと上目遣いで窺ってみると……あはは! シンジも真っ赤だ。

「アスカ……」

 それでも真剣な表情と優しい眼差しでアタシを見つめてくるシンジ。

「……んぁ」

 ぎゅぅ、ってシンジはアタシを力強く抱き締めてくれた。

「ごめん。そーゆーの気が回らなくて……」

 すまなそうに言うシンジに、アタシはふっと身体の力を抜いてしなだれかかった。

「……いいわよ。アタシはそんなシンジを好きになったんだから……って、え?」

 ちょ、ちょっと? シンジってば、なにするつもり?

 アタシのおでこに軽く唇で触れてくるシンジ。

 これって……シンジが無言で「キスしていい?」って訊いてきてるってことなの。

 あ、眼鏡取られちゃった。やっぱり、ないほうがシンジの顔よく見えるな。

 ……って、シンジもうする気満々!?

 やだぁ、アタシまだ心の準備できてないよぉ。

 でも――

「シンジ……」

 アタシってば、ゆっくり顔を上げて……もちろん目は瞑って軽く唇突き出しちゃった!

 そしたら、シンジの唇が柔らかく触れてきて――



 えへへ、これなら今日もラブラブできそうね。

 夜だけになっちゃうけど……とりあえずよし!

 シンジ、明日の朝に期待しちゃうから……ねっ!!

 

 おしまい

 

 

 

 


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