これ、、記念日「First Step」の続編になります。
よかったらFirst Stepを読んでくださいね。


記念日 recollection 回想




「だーれだ。」

耳元でささやかれる、甘い言葉。
僕は、幸せを感じながら答える。

「最愛の人」
「いきなりなにいってんのよ!」

彼女は顔を赤らめながら、そう怒った。

「で、なにぼーっとしてたの?」
「うん、ちょっとね。」
「まーさーかー、ほかの女の事考えてたんでしょ!」
「そ、そんな・・・」
「わかった!レイのこと考えてたんでしょ!」
「そんなわけないだろ!」
「じゃあ、もうレイのことは気にしてないわけ?」
「そ、それは・・・」
「やっぱり!何であんな女の事なんて考えるのよ!」
「アスカは考えたことないの?」

意地悪な質問をしてみる。
アスカはいつもレイのことを気にしている。
アスカにとって本当に親友といえるのは洞木さんとレイだから・・・

「そ、それは・・・」
「でしょ、じゃ、僕が考えていてもおかしくないよね。」
「そうだけど、そうだけどいやなの。」
「あなたがわたし以外の女の人のことを考えてるのがいやなの。」

アスカは目に涙をにじませながらそう訴える。
中学生の頃と比べ、彼女は素直になった。
僕は彼女を抱きしめながら

「僕が愛しているのはアスカだけだよ。」

と、耳元でささやく。

「わたしも。」

瞳を潤ませながら、アスカはゆっくりと目を閉じた。
僕は、顔を近づけながらFirst Kissを思い出していた・・・

あれは、幼稚園の頃だろうか。
アスカはもう忘れているだろうな。
神社の裏山で結婚式のまねごとをして、Kissしたんだったけ・・・

「なにかんがえてるの?」
「First Kissのことだよ。」

僕は彼女を抱きしめながらそうつぶやく。
彼女が忘れていたっていい。
僕が覚えていれば。

忘れられないセピア色の記憶

あれからいろいろな思い出を作っていった。

でも、僕の一番の思い出は

アスカとのFirst Kissだから・・・



Fin

 

 


なんか尻切れトンボになっちゃいました。
まあ、良しとしましょう(^_^;)

最近スランプにおちいってます。

誰か助けて(T.T)

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