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2011.02.02 Wednesday

先日レポ書いたPC音飛び対策については他のWindows7稼働のPCでも試されており、聞くところによれば「音飛びが改善した」「ガンコな油汚れが落ちた」「お爺ちゃんの背がシャンとした」「気になる女子に告白された」「円高が進んだ」等々、絶大な効果を上げているようである。しかしねキミ、あれだよあれ、Windows7なんてハイカラなOSばかりじゃないんだよ世の中は。軽いからPCDJに向いてそうってことでWindowsXP使っちゃうレガシー世代のナイスガイだって世の中にいるわけだよ。そんなわけで我が家で唯一のWindowsXPマシンとなったLatitude D430さんに登場願ってみた。今日はこいつをいじり倒します。

DSCF8718.jpg そもそもコイツで音飛びしたのが発端なのだ…!

前回、頑張って音飛びが極力少ない環境を作ったのだが「それでも飛ぶ」ってことで諦めて力尽きたので、一応そのベストな状態の数値を貼っておくことにする。いくら頑張っても黄色・赤のバーがピョコっと出てしまうのがとても悲しい。

ICH7_1.jpgWiFiオフ ICH7_2.jpgWiFiオン

Latitude D430はWindowsXPプリインストールのCore2マシン。I/O コントローラー・ハブはDTMにおいて(わざわざメーカーから)鬼門と言われてしまっているICH7という世代。執拗なまでの検証でこいつがとことんPCDJに向いていない事を痛感し、結局おいらは「AMDマシン最高!」とEdge13を買ってしまったのであった。今回はコイツに入っているACPIモードで稼働中のWindowsXPを何とかAPM稼働にして音飛びが発生するのか見てみよう、という試みです。OSインストール用のCDを入れて、最初のF6押してドライバ追加するところでF6ではなくF5をガコガコと連打します。F5を連打するとHALの選択画面に行けて、ACPIだのMPSだの標準PCだの、色々選べるのです。今回はACPI以外をとにかく選ぶということで「MPS Multiprocessor PC」を選択。ACPI以外で2コア稼働するのはこれしかなさげ。

DSCF8715.jpg F5を連打するとこんな画面に

選択後はボーっとインストールパーティションを選ぶ画面まで待つのだが…1回暗転した後そこで止まってしまい、ぜんっぜん進む気配が無い。仕方ないので「Standard PC」を選んで進めることにした。とりあえずACPIでなければ何でもいいや的な、まぁ場当たり的な対応です。こういう所はちょっとWindowsXP面倒くさいね。とりあえずOSが入って、デバイス全部認識させて、ACPI稼働ではなく標準PCとして稼動しているのをデバイスマネージャで確認した上で、ACPI稼動時と数値は変わるのか?を確かめてみましたよっと。

ICH7_3.jpgデバイスマネージャ ICH7_4.jpgTRAKTOR稼働中

うーん、シングルコア稼働なので処理が結構きつい。音は鳴るしすぐわかるような音飛びは無さそうだけども。(WiFiオンにした時の数字は悲惨の一言なので貼りません)やはり2コアで動いてくれないと厳しいなぁ。まぁ数値としてはMAX1100μs程度で安定はしているようです。やはりACPIはPCDJの敵なのだろうか。このマシンで、WindowsXPで試せる事は大体試したので今度はWindows7を稼働させ、ACPI.SYSを止めるという、前回の実験でいきなりスターダムにのし上がった方法を試してみよう。果たしてこのICH7世代のアレなマシンですら効果が出るのか否か。

DSCF8719.jpgMSのサイトで拾えるWindows7評価版を導入

Windows7が入った所でTRAKTORとAudio8DJのドライバを導入し、曲が鳴らせる体制になったところでACPI稼働・非稼働のそれぞれの数字を取ってみる。使用するツールは前と同じようにLatencyMonとDPC Latency Checkerの2つ。

ICH7_Win7_1.jpgICH7_Win7_2.jpgACPI.SYS稼働中 ICH7_Win7_3.jpgICH7_Win7_4.jpgACPI.SYS非稼働

…変わるね!数字全然良くなるね!不思議なことにACPI.SYS稼働中に測定してもHighest Routine Execution Timeの値はUSBPORT.SYSの方が出ているようだ。ACPI.SYS稼働中は1000〜2000μsを記録した回数が非常に多いのに対し、ACPI.SYS非稼動時は一気にナリを潜めて、まぁ割合としては大体1/10以下に落ちている。DPC Latency Checkerなんかは一目瞭然で、マンハッタンの高層ビル群の如くそびえ立つクソ…もとい遅延を示す黄色と赤のバーが大量にあったのが、ACPI.SYS非稼動時になるとたまーに黄色いのがピョコっと出る程度。おそらくは音飛びしたとしても僅かなノイズ程度で済む…とは思う。1曲通して聞いた程度では少なくとも飛びませんでした。

というわけで当初のWindowsXPどーすんのよ的な話は残念ながらウチのPCでは検証できなかった。が、とりあえずICH7世代でもACPI.SYS停止法(適当に命名)についてはどのPCでもかなりの効果が上がるということがわかった。Windows7が入ったPCでDJする場合にはマストな設定かもしれない。うーん、WindowsXPをMPS Multiprocessor PCとして稼働させられればかなり面白いデータが取れると思うのだが。これについては別の誰かに検証をお願いしたい!

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