PCDJ自由研究「動画配信の時に曲名が自動的に流れるようにしてみよう」
ニコ動にMIX動画上げる時に投稿者コメで曲名入れるのそろそろだるいので、再生した曲を自動的にツイートしてそれを拾い上げ、動画上で曲名がスクロールするようにしてみようじゃないか、と以前から思っていた。実現可能そうなアイデアは幾つかあって、一番早そうなのはぅぃにゃんの作った「twitrak」でタグ情報をツイートさせて、それを何かしら画面に電光掲示板みたく表示させるソフトを使ってDJブース映像に重ねれば完成かなーとボンヤリ思っていたので、とりあえずやってみた。
今回使ったのはフリーウェア2つ。
twitrak:
http://uinyan.com/twitrak/
TLbar:
http://amonution.com/tlbar.html
まずは下ごしらえ。twitrakでツイートする専用のtwitterアカウントを作ります。自分のメインアカ使うとそれでTL汚しちゃうので。sango_traktorとか超適当な名前のアカウントを取得して、念のために鍵をかけときます。んでメインアカのSangoと相互フォローしてツイートを見られる状態にして「TRAKTOR」とか適当な名称のリストを作ってそこにこの新規作成したアカウントのみ放り込む。これはなぜかというとTLbarでTLを取得する際に特定ユーザーのツイートだけ拾いたいから。リストをフィルタとして使えるようになってるんですな。
さて実際にtwitrakを
「ぅぃにゃんめ…」と呟きつつ起動してTRAKTORと連携させる。オプション画面でlocalhostのポート8000を叩くように設定して録画バー…あれ、そういや普段使わないから録画バーがどこにあるかわからんぞ…数分考えてウィンドウ右上部にあったカセットテープのボタンをクリックしたら出てきた。アンテナマークをクリックして、twitrakとTRAKTORの連携は完了。

実際にやってみたよ。こんな感じで曲名がスクロールする!
結構きれいに出て楽しいけど遅延ツイートの調整がちょっとむずいね…再生開始してから何秒くらいに次の曲名が出ると良いのか、という部分が…ええと、ハードテクノだと大体30〜40秒くらい遅らせるのがいいのかな。アニソンDJの人は割とクイックに繋いじゃうのでもっとタイトにしている気がするけども。TLbarのTL取得ラグも計算に入れてここは要微調整。まぁ大体イメージ通りの画面は作れたかなーと。曲を次々切り替えてみても大体いい感じで新着ツイートを取得してくれる。
…ってここまで書いて気づいたけども、TRAKTORが曲名吐き出す基準って何…?ピッチ合わせの最中にツイートされたら意味ないじゃないか…!?Syncイッパツで即再生ボタンを押せる、まさにPCDJな使い方と違ってうちは操作系は古風と申しますか、エクスターナルミキサー+バイナルコントロールなわけで、ピッチ合わせも当然手動。その場合ってどうなっちゃうんだろう。この辺は確認しないと面倒くさい事になりそうだ。ピッチ合わせ中だけアンテナボタンをポチっと押してtwitrak側に情報が行かないようにすれば余分なツイートの回避は出来そうだけども…手法として美しくない。かと言ってTRAKTORに「ピッチ合わせとそうじゃない時の判別をさせる」って不可能だよなぁ…やはり不可避か。インターナルミキサーなら縦フェーダーが上がっているかそうでないかで判別出来そうだけども。
というわけで
ぅぃにゃんに聞いてみたら「トラックに再生済みマークがつくタイミング+設定したディレイ がツイートのタイミングだよー」という明快な回答を得たので、再生マークが付く条件=PlayCountパラメータ(デフォ10秒、設定でMAX60秒まで変更可能)の数値を超えたかどうかだから、それを長めにすればピッチ合わせにも対応出来るってことだな。んでツイートは遅延無しですぐ行うようにすればあまり違和感なくいけそうだ。
つまり間違いなく配信画面に曲名を載せていくには、PlayCountパラメータで設定した秒数以下でピッチ合わせを必ず行う必要がある。それに自信があるかどうかでパラメータを自分で決めなくてはいけない!という、とてもスパルタ的にDJを鍛える展開となるので必ず指定の時間で納得行く精度になるよう頑張らないと………なんとまぁ、便利な機能を取り入れるのはいいものの、予想外のオチがついたのであった。