2016.09.19 Monday

2日間に渡る旅打ち競艇ライフをエンジョイした中で色々考えた事を書いていくスタイル。

ボートレース蒲郡に行って一番驚いたのは客層。関東の競艇場に比べての圧倒的な家族やカップル連れの数。周りの娯楽施設の量とか地域性もあるんだろうけど、完全に周辺地域を巻き込んでの取り組みに成功している。平均取ったら相当に若い。東京競馬場の感覚に近い。あの形がどこでも出来れば未来はあるなあとマジ思った。関東各場の印象としては多摩川・江戸川は後期高齢者憩いの場、平和島は来場者多い分、若者も見かけるけどやはり50代以上中心、戸田は若者も見かけるけど大体パチ屋に居るよねこういう兄ちゃんたち、って人が多い。桐生は未見のため判断不可。

帰りの新東名で清水PAに寄った時に「この設備の充実度、PAじゃなくて完全にSAじゃねえか!」って思わず突っ込んだんだけど、PAのイメージってトイレと自販機とちょっとした売店くらいの印象なんだよね。家族旅行でも子供心にSAのワクワク感は凄いけどPAはそうじゃなかった。で、今やPAの名を冠していてもフードコートはあるわベーカリーはあるわ服売ってるわフレンチトーストの店はあるわ、意味がわからん。NEXPASAの名を冠するとはこういうことかと。PAのイメージが完全に覆った。このPAへの印象が覆った件がボートレース蒲郡で競艇場へのイメージが覆った所に非常に似ているな、と後で思ったのですよ。リニューアルの大成功例。PAが高速道路の休憩所ではなく目的地の一つになる、家族で行く場所になってる。海老名も足柄もすげえけど新道ではPAすらもこれかと。

で、まあ古い競艇場が今後どう蒲郡に近づくか…資金も限られる中で年中頭を捻って難しいんだろうけど、まずは床からじゃねえかなあと思った。舟券ちぎったのがバラバラ落ちてたり行儀の悪いじいさんがカーッペッってやらない床作り。掃除するまでもなく綺麗な床。ここが第一歩じゃねえかなあ。蒲郡も浜名湖もほんのり大理石イメージで高級感のある床。有料区画はその上に薄手のカーペット。そこにわざわざペッてやる人はそう居ない。自分の素行が目立っちゃうから。素行の悪い高齢者が減るってことは家族が来やすい環境になるってことだと思うのだなあ。

多摩川はどう入場者数を増やしつつ客単価を上げるべきなのか問題。

マイホームであるボートレース多摩川の床は細かいマス目状で昭和の風呂場かって風情で、デッキブラシでゴシゴシ掃除するのが似合いそうな見た目なんだけど、教育がなっとらん爺さん方があの床を綺麗に保とうって気になるかなあとは思う。外れ舟券はゴミをちゃんとごみ箱に捨てる人もいるけどさ。あと多摩川4Fの有料席は無料席との差別化が無く、1M側に偏ったポジションなのも残念要素なのだなあ。1日この席に1000円払ってもいいな!という気がしない。蒲郡の有料席は2000円(うち食券500円)だったとしても払えるクオリティ。電源コンセントとモニターかなあやはり。競艇場の有料席=指定席なので「ジジババ連中が座りもしない場所に出走表やコンビニ袋置いて席取りして中々座れない…」ってウンザリしながらうろうろする事がないし席をいつでも外せるのはメリットなので、1R〜12Rまでガッツリ見るならなるべく使用したい所ではあるのだがなあ。実際、多摩川の有料席使用率ってどんなもんなんだろうなあ。4F無料席が座席にデスクまであってそれ以上の付加価値が有料席側にない(と思う)のでガラガラな気がするけど。客単価1000円そこで変わるのは結構大きいのではないかなあ。

さておき。

まだ24場のうち多摩川・平和島・戸田・江戸川・浜名湖・蒲郡と6場つまり1/4しか回ってないわけだけど、残りの18場を見に行くの相当楽しみになったわ。地域性も面白いし学びが多い。